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大学二年级时，我在一次旅游途中偶遇特立独行的先生，我们成为忘年交。那时我正处在迷茫之中，找不到人生方向，特别想从先生那儿汲取人生智慧和精神力量。随着交往的深入，我发现先生是个游手好闲的人，而且十分神秘，时常说自己是一个孤独的人。大学毕业不久，父亲突然病危，我告别先生回老家照顾父亲，就在这时，我意外地收到了先生的一封长信，他给我述说了一个深藏于心的秘密……

先生和我001

父母和我091

先生和遗书139

夏目漱石年表271

译后记291

夏目漱石（1867.2.9-1916.12.9），1867年生于日本江户。东京帝国大学英文科毕业后，从事英文教职数年。1900年在政府安排下前往英国留学两年。回国后，曾在旧制第一高等学校(现纳入东京大学教养学部)、东京大学担任教职。

1905年发表小说《我是猫》获得广大好评。来年继续发表引人瞩目的作品，包括《少爷》与《草枕》。

1907年辞去东大教职，进入报社，专心从事小说创作，连续发表了《三四郎》《后来的事》《行人》以及《心》等在日本文学目前大放异彩的杰作。1916年在创作最后一部大作《明暗》的期间因胃溃疡恶化，不幸去世，享年四十九岁。

活跃于日本从近代迈入现代的关键时期，夏目漱石不仅发表多篇文学创作，也在报纸、杂志大量撰写文艺评论，奠定日本现代文学之基础。日本近代文学馆亦肯认夏目漱石对于日本文坛发展的深远影响，如芥川龙之介、有岛武郎等白桦派作家、津田青枫、岸田刘生。身处东亚文艺圈的鲁迅也深受夏目漱石的启发，足见其在世界文学史的重要地位。

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     一

我总是叫他先生。所以这里我也只称他为先生，真实姓名不予公开。与其说这是怕惹人物议，不如说这样对我更为自然。每当我想起他，“先生”二字就几欲脱口而出，拿起笔时心情也同样如此。我特别不愿用冷漠疏离的首字母缩写来指代他。

我和先生相识于镰仓，当时我还是个年轻学生。暑假去海水浴的朋友发来了张明信片，要我也一定过去玩，我就筹了点钱出‘门。我筹钱花了两三天，可到镰仓还没三天，叫我过去的朋友却突然接到家里电报，命他速归。电报说他母亲病了，朋友却并不相信。家乡的父母一直逼着他结婚，而他觉得如今社会这岁数结婚未免太年轻了，更重要的是他没看上那姑娘。他本该暑假回家，却故意逃避来东京周边游玩。朋友给我看电报商量怎么办，我也不知该怎么办。他母亲要真是病了，那他肯定是应该回去。他终于还是回去了，好不容易来到这儿的我，却被孤零零地留了下来。

离开学还有些日子，我的情况是或留或回皆可，暂时决定还是先留在这儿的民宿里。我那位朋友是中国有钱人家的儿子，经济上很宽裕。可他毕竟还在上学，又还年轻，生活消费和我也相差无几。我虽是一人留下，却也没必要再费功夫去另找合适的住处。

我住的地方就算在镰仓也是够偏僻的。台球、冰激凌之类的时髦货，必须翻过一条长长的田埂才能够得着，坐车过去要收两角钱。不过这一带也建了些私人别墅，而且离海非常近，占据了海水浴极为有利的位置。 我每天去海边，穿过烟熏火燎、屋顶铺着稻草的老房子下到海滩。没想到这儿竟住着这么多城里人，来避暑的男男女女在沙滩上活动。有时就像大海上的澡堂，人头凌乱地堆在一起。被围裹在这片喧闹的景色里，一个人都不认识。我就这样躺在沙滩上看着，或者在海水里跳来跳去，让海浪拍打膝头，我觉得很愉快。

正是在这喧嚣嘈杂之处我邂逅了先生。那时海边有两家茶铺，很偶然我习惯于去其中一家。和长谷那边造起大别墅的人不同，来这儿避暑的游客并没有各自专用的更衣室，必须利用这种公共场所换衣服。他们在这儿喝茶、歇息，还在这儿清洗泳衣，冲洗他们带盐分的身体，也有把帽子和伞寄存在这儿的。我虽然没有泳衣也担心随身之物被人偷走，每次下海前都脱光，把所有东西撂在这家茶铺里。

二

我在茶铺见到先生时，他正脱了衣服准备下海，相反我从海里上来，海风吹着湿漉漉的身子。两人之间人头攒动遮挡住了视线，如果没什么特殊情况，也许就和先生错过了。虽然海边很混乱，我又有点漫不经心，但我仍然一眼就注意到了先生，因为他当时正陪着一个外国人。

刚要走进茶铺，那外国人白得过分的肤色立刻吸引住了我目光。他穿着传统日本浴衣，脱下后随手搁在长凳上，环抱胳膊面向大海站着。这外国人只穿着条跟我们一样的猴兜’裤衩，其余一丝不挂，这让我觉得不可思议。两天前我去了由井滨，海滩上到处是外国人。我蹲在略略隆起的沙丘上，在那儿我看了很久，旁边就是旅馆后门。很多外国男人洗完海水浴上来，并没一个露出腰身、胳膊和大腿的，外国女人更是把肉体都遮盖住。他们中大多戴着橡胶头套，海面上漂浮着一片虾红、绛褐和青蓝色。我刚见识过那番景象，再看这个只穿着一条猴兜就站在众人亩前的老外，就觉得很新鲜。

他回头看自己身边的日本人，说了一两句什么。这日本人当时正弯腰捡拾落在沙上的毛巾，那一刻正是将捡未捡之际。他捡起毛巾后马上包住了头向大海走去，这人就是先生了。

纯粹出于好奇，我目送着两人的背影肩并肩走向海滩。他们直接走进了大海，穿过远处浅滩上呜哩呜哩喧哗的人群，到了比较开阔的地方，两人一起纵身向前游去。向着远处海岬，两人的头越来越小，然后又翻身折回，笔直向岸边游来。两人回到茶铺，也不用井水冲洗，马上擦干身体穿上衣服，快速向什么地方去了。

他们走后我还坐在长凳上抽烟。我有点走神，心里想着先生的事，总觉得在哪见过这张脸。可怎么也想不起是在什么时候、什么地方见过这人了。

那段日子里我与其说无忧无虑，不如说苦于无聊久矣。第二天，算好能和先生相遇的时间，特意去了茶铺。这次那个外国人没来，先生一个人戴着草帽来了。他摘下眼镜放在柜台上，用毛巾包好头，匆匆忙忙向海边走。像昨天一样，他穿过喧哗的游客，独自向远方游去。我立即起身一头扎进水里，抄近道向先生追了上去，浪花在额头飞溅，直到海水相当深的地方。先生跟昨天不同，他拉了条弧线，从我意想不到的方向返回岸边。目标落空了，我甩着手上的水上了岸。刚一跨进茶铺，先生已然穿戴齐整，同我擦肩而过，出门走了。P3-7

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往日跪在其人脚前的记忆，必使你下一步骑在其人头上。

我之所以摒弃今天的尊敬，是为了明天不受侮辱；之所以忍耐今天的寂寞，是为了明天不忍受更大的寂寞。

生活在充满自立、独立、自我的现代的我们，作为代价恐怕人人都必须品尝这种寂寞。

「私（わたくし）はそれからこの手紙を書き出しました。平生（へいぜい）筆を持ちつけない私には、自分の思うように、事件なり思想なりが運ばないのが重い苦痛でした。私はもう少しで、あなたに対する私のこの義務を放擲（ほうてき）するところでした。しかしいくら止（よ）そうと思って筆を擱（お）いても、何にもなりませんでした。私は一時間経（た）たないうちにまた書きたくなりました。あなたから見たら、これが義務の遂行（すいこう）を重んずる私の性格のように思われるかも知れません。私もそれは否（いな）みません。私はあなたの知っている通り、ほとんど世間と交渉のない孤独な人間ですから、義務というほどの義務は、自分の左右前後を見廻（みまわ）しても、どの方角にも根を張っておりません。故意か自然か、私はそれをできるだけ切り詰めた生活をしていたのです。けれども私は義務に冷淡だからこうなったのではありません。むしろ鋭敏（えいびん）過ぎて刺戟（しげき）に堪えるだけの精力がないから、ご覧のように消極的な月日を送る事になったのです。だから一旦（いったん）約束した以上、それを果たさないのは、大変厭（いや）な心持です。私はあなたに対してこの厭な心持を避けるためにでも、擱いた筆をまた取り上げなければならないのです。

その上私は書きたいのです。義務は別として私の過去を書きたいのです。私の過去は私だけの経験だから、私だけの所有といっても差支（さしつか）えないでしょう。それを人に与えないで死ぬのは、惜しいともいわれるでしょう。私にも多少そんな心持があります。ただし受け入れる事のできない人に与えるくらいなら、私はむしろ私の経験を私の生命（いのち）と共に葬（ほうむ）った方が好（い）いと思います。実際ここにあなたという一人の男が存在していないならば、私の過去はついに私の過去で、間接にも他人の知識にはならないで済んだでしょう。私は何千万といる日本人のうちで、ただあなただけに、私の過去を物語りたいのです。あなたは真面目（まじめ）だから。あなたは真面目に人生そのものから生きた教訓を得たいといったから。

私は暗い人世の影を遠慮なくあなたの頭の上に投げかけて上げます。しかし恐れてはいけません。暗いものを凝（じっ）と見詰めて、その中からあなたの参考になるものをお攫（つか）みなさい。私の暗いというのは、固（もと）より倫理的に暗いのです。私は倫理的に生れた男です。また倫理的に育てられた男です。その倫理上の考えは、今の若い人と大分（だいぶ）違ったところがあるかも知れません。しかしどう間違っても、私自身のものです。間に合せに借りた損料着（そんりょうぎ）ではありません。だからこれから発達しようというあなたには幾分か参考になるだろうと思うのです。

あなたは現代の思想問題について、よく私に議論を向けた事を記憶しているでしょう。私のそれに対する態度もよく解（わか）っているでしょう。私はあなたの意見を軽蔑（けいべつ）までしなかったけれども、決して尊敬を払い得（う）る程度にはなれなかった。あなたの考えには何らの背景もなかったし、あなたは自分の過去をもつには余りに若過ぎたからです。私は時々笑った。あなたは物足りなそうな顔をちょいちょい私に見せた。その極（きょく）あなたは私の過去を絵巻物（えまきもの）のように、あなたの前に展開してくれと逼（せま）った。私はその時心のうちで、始めてあなたを尊敬した。あなたが無遠慮（ぶえんりょ）に私の腹の中から、或（あ）る生きたものを捕（つら）まえようという決心を見せたからです。私の心臓を立ち割って、温かく流れる血潮を啜（すす）ろうとしたからです。その時私はまだ生きていた。死ぬのが厭（いや）であった。それで他日（たじつ）を約して、あなたの要求を斥（しりぞ）けてしまった。私は今自分で自分の心臓を破って、その血をあなたの顔に浴（あ）びせかけようとしているのです。私の鼓動（こどう）が停（とま）った時、あなたの胸に新しい命が宿る事ができるなら満足です。

しかしそんな事は問題ではありません。ただこういう風（ふう）に物を解きほどいてみたり、またぐるぐる廻（まわ）して眺（なが）めたりする癖（くせ）は、もうその時分から、私にはちゃんと備わっていたのです。それはあなたにも始めからお断わりしておかなければならないと思いますが、その実例としては当面の問題に大した関係のないこんな記述が、かえって役に立ちはしないかと考えます。あなたの方でもまあそのつもりで読んでください。この性分（しょうぶん）が倫理的に個人の行為やら動作の上に及んで、私は後来（こうらい）ますます他（ひと）の徳義心を疑うようになったのだろうと思うのです。それが私の煩悶（はんもん）や苦悩に向って、積極的に大きな力を添えているのは慥（たし）かですから覚えていて下さい。

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书籍介绍

【内容简介】

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